昨日の記事では鏡の法則についてお話しました。
自分の外側の世界(現実)は自分の内面を反映したもの、だから問題を解決したいのであればまず自分のあり方を変えていこうという内容でした。
誰かに対してイライラしてしまう、ということは誰しも経験することだと思います。
もしイライラする感情を抑えたいのであれば、その感情について客観的に内観する必要があります。
最初にお伝えしておきたいのですが、イライラするということがダメだと言っているわけではありません。世の中の出来事にはポジティブとネガティブの両面があります。
僕たちが自分たちでポジティブ、ネガティブな意味づけをしているだけです。
イライラするということは何かに不満を感じているということ。ようするに現状をなんとかよくしようと心が動いているのだと思います。心が自分を助けようとしてくれているのだから、まずはその感情に感謝するといいと思います。
とはいえ、そんなに簡単にできるものではありませんよね。
僕たち人間というのは何か出来事に対し、即座に反応してしまいます。
これはつまり顕在意識(意識できる意識)で思考しているのではなく、潜在意識(無意識の領域)で反応してしまっているということです。
自分で思考できる余裕があれば、一度冷静になりイライラする感情を客観視することもできると思います。
ですが3%しかない顕在意識でどんなに思考しても、97%ある潜在意識が抵抗すれば必ず潜在意識が勝ってしまいます。
毎日意識して訓練すれば顕在意識で反応することもできるようになると思いますが、根本的な問題を解決しないことには、何度も同じ反応(イライラ)してしまい、いつまでたっても感情がコントロールできないままです。
イライラという感情はいったい何なのかと言えば「恐れ、怒り、不安」の表れだと思っています。
例えば自分のパートナーが洗い物をしても食器が汚い、食器を正しい場所に戻さない、など。これは「怒り」ですね。
ですがこの感情は相手に期待している(できて当たり前だと思っている)ところから生まれています。
何かを待っている時に感じるイライラは「不安」の表れですね。
例えば列に並んでいて、全然自分の番が回ってこない。本当に自分の番は来るのだろうか、といった感じですね。
もしくは「こっちは長い時間待っているのだから、もう少し迅速に対応すべき」という怒りの感情かもしれません。
これらの感情はすべて「期待」しているから生まれているわけです。
自分の期待に対して求めた結果が得られない、だからイライラしているのだと思います。
まずは「すべき」「でなければならない」という観念を一つずつ捨てていく習慣をお勧めします。
thepowerofsubconsciousmind.hatenablog.com
これらの価値観は人それぞれですよね。それを他人に押し付ける(求める)からイライラするのです。万人に絶対的に正しい価値観なんてないのだから、そういう観念は自分を締め付けて、人生から軽やかさを奪うだけだと思います。
そして相手の言動に即座に反応してイライラしてしまうのは「自己愛」が足りないからです。
例えば自分のパートナーに対して感謝しようと思っているのに、相手が思うように動いてくれずどうしてもイライラしてしまうという人がいます。
もし「心のコップ」が愛で満たされている人であれば、小さなことにイライラしないはずです。
心に欠乏感(不満)があるからネガティブな感情が湧いてくるのだと思います。
心のコップを自己愛で満たし、そこからあふれ出た愛があれば、それは自然と「感謝」としてパートナーや周囲の人々に与えることができるはずです。
では自己愛を満たすにはどうすればいいか?
それは「どんな自分も受け入れ許す」ということです。
自分の嫌いな部分、過去の失敗など、すべてひっくるめて「そういうとこもあるけど、それでも自分が好き」だと心に語り掛けるのです。
もし失敗しても、ネガティブな感情が湧いてきても絶対に自分を責めない。
そういうところもひっくるめて自分なのだから、そういうものだと受け入れ、自分を愛してあげると、徐々に心のコップが自己愛で満たされ、セルフイメージも高くなってきます。
この習慣を繰り返していると、少しずつ潜在意識が書き換えられていき、
出来事に対して瞬間的にネガティブな感情が湧いてくるといったことがなくなっていきます。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。