あなたに質問があります。
「明日テレビ出演してください」
と言われたらあなたはどうしますか?
あくまでも僕の見解ですが、おそらく多くの方の答えは「NO」なのではないかと思います。
新しいことに挑戦するとき、人間は恐怖を感じます。
これはある意味本能的なものでもあり、自己防衛といった観点からすると当然の反応だと思います。
ですが人間社会で幸せになろうと思うのであれば、恐怖から逃げてばかりいるわけにもいきません。挑戦することから逃げて自己嫌悪に陥るようであれば、セルフイメージもどんどん下がってしまいます。
引き寄せの法則が思うように発動せず、願望が実現できないという理由の一つに「セルフイメージが低い」というものがあります。
例えばあなたが「年収1億円」という願望を描いたとして、自分自身のセルフイメージが「年収300万円」であれば、引き寄せは難しくなります。
つまり自分は1億円を受け取るのにふさわしくない(=許可していない)ということになります。
潜在意識レベルで感じているものが引き寄せられるのが引き寄せの法則でしたね。
ですからどんなに顕在意識で年収1億円と願ったとしても、潜在意識の中にあるセルフイメージが低ければ、それによって顕在意識の願望は打ち消されてしまいます。
引き寄せの法則を発動するにあたり、「すでに願望を実現している自分としてふるまいなさい」ということがよく言われますが、これはセルフイメージにも関係していると思います。
認知的不協和と言って、例えば行動と思考が一致しない場合、常に行動が優先されます。
つまり「願望を実現した自分」としてふるまえば、それがセルフイメージになっていくということです。
特に潜在意識は暗示を受けやすいという特徴がありますから、行動によってある種の暗示をかけられ、「なりたい自分」になることができるというわけです。
何かに挑戦するとき「自分には無理だ」と感じるのは、セルフイメージが低いからです。
要するに自信がない、ということですね。
僕たちは子供の頃からたくさんの否定的な言葉をかけられて育ちます。
そういう言葉を浴びせられるうちに、「自分はダメな人間だ」と思うようになり、
やがてそれが自分の潜在意識にセルフイメージとして定着します。
セルフイメージを低下させないために重要な考え方として、
「他人にどんなに否定されても、自分で自分を否定してはいけない」
というものがあります。
どんなに「頭が悪い」とか「仕事ができない」と否定されても、自分自身がそれらの言葉を真に受けなければ、セルフイメージが低下することはありません。
それらの否定的な言葉は他者のフィルターを通して発せられた言葉であり、何の根拠もないわけです。
ですからあなた自身が「自分は頭がいい」「自分は仕事ができる」と思い込んでいればいいのです。
そしてもう一つセルフイメージを高める方法として、「自分の過去の失敗を受け入れ、愛す」というものがあります。言い換えると「過去を癒す」ということです。
「自分はすごい」「自分はできる」というアファーメーションは確かに効果がありますが、それは無条件の愛ではなく、「○○ができたから自分はすごい」という肯定的側面ありきの、つまりは条件付きの自己愛になります。
ですが過去の失敗や挫折に対して、それらの出来事を受け入れた上で「そういうダメなところがあっても自分はすごい」と無条件の自己愛をもつことができるようになれば、
失敗や挫折に対しての恐怖心も小さくなり、セルフイメージを高めることができます。
僕自身も新しいことに挑戦するときは恐怖を感じていました。
どんなにアファーメーションをしても、この感情を消し去ることはできませんでした。
ですが、自分のダメなところを愛することで、他者から否定されることも、失敗することも怖くなくなりました。
もし失敗や批判を恐れなくなったのであれば、「明日テレビ出演してください」の問いにYESと答えれるようになりますよね。
本日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。